マシニングセンタは難しい?スキルは教わって、見て、真似る!
マシニングセンタは難しい?
「マシニングセンタ」という文字列をgoogle検索欄に入力してみると、
- マシニングセンタ 難しい
- マシニングセンタ 向いていない
こういった少々ネガティブな検索ワードが出てきました。
気持ちはよくわかります。私も入社当時は同じ思いでした。
プログラムの文字列は数字とアルファベットだらけで何を意味しているかもわからないし、そもそも何をどう加工できるのかイメージすらつかないし、説明されても専門用語ばかりで頭に入ってこないし、「これ自分にできるのか?」そんな気持ちになった記憶があります。
私の場合は一人で業務をこなせるようになるまで約5年の歳月を必要としましたが、歴10年を超えた今でも日々学ぶことがあります。
これからマシニングセンタを覚える方に、より短な現役オペレーターとしてお話しさせていただきます。
ものづくりは好き?
そもそものお話です。
生産・加工・ものづくり そういったものに興味や好奇心を抱けない方には向いていないと思われます。
「部材を切削して一つの部品を作り出す」これこそがマシニングセンタの醍醐味です。
このことに何かしらの魅力を感じられない方は、技術を身につける前に嫌気がさしてしまうことが多いです。
プログラムがわからない
マシニングセンタをはじめとし、近代の工作機械の大半はNC制御によって動作します。
業務の自動化、無人化を前提としている機能ですので、人間の手が無くても加工は進んでいきます。
プログラミングも同様に、人間はコンピューターに指示をするのです。
ほとんどの企業が、CAMといったソフトを導入しています。CAMに条件を当てはめると、自動でNCデータを作成してくれますので、オペレーターやプログラマーの頭の中にNCの全てを入れる必要はありません。
結論として、プログラミングはCAMに任せましょう。
頼れる先輩の仕事を見る
ものすごく効率的に素晴らしい製品を生産する方が、職場に一人はいるはずです。
その人の仕事ぶりをよく見て学びましょう。
古い考えとも捉えられますが、「百聞は一見にしかず」というのは事実、人間は目から得る情報が大変重要となってきます。
完成した製品の細かなところまで見られるようだと、自分の業務にも活きてきます。
「自分ならこうするのに、この人はなぜこうしたんだろう」
そういった思いを大切にし、自分の仕事と他人の仕事との違いを知ることは勉強になります。
マシニングセンタを使ってみよう
迷っているなら使ってみましょう。
その選択肢があるということは、素晴らしいことです。
高額で、個人での所有は難しいものです。会社の持ち物とはいえ、自分が扱うチャンスがあればぜひ使ってほしい。
私の個人的な思いとしては、マシニングセンタは魅力的で、ものづくりの楽しさを教えてくれる素敵な工作機械です。
技術や知識は後からついてきます。
まとめ
マシニングセンタを導入している加工工場は全国的に多くあります。
企業によってそれぞれ製品が異なりますが、それぞれの楽しさと魅力が詰まっているでしょう。
今この記事を読んでいるあなたが、どのような業務に携わるのかはわかりませんが、とても魅力的な工作機械であることはぜひ知ってほしいです。
ただの四角い金属の塊が、みるみる形状を変え一つの製品になっていく様子を見ていると、ロマンに似た何かを感じてしまいます(笑)
マシニングセンタ、最高!!
最後までご覧いただきありがとうございました!